★ニュースはあまり見ないので詳細はしらんが(ならばこんな記事書くなという批判は言論の自由に反する)、高市首相の中国発言に関し自称中国通の美乃騎士ジルからの日本への提言。
【①中国のネガティブキャンペーンを利用せよ】
★マスコミも政治家も視野が狭すぎる。
★単なる日中騒動で終わらせるべきではない
★中国は国連や諸外国で日本の軍国主義化批判を行っているが、これは良い機会である。
過去の日本の軍事協力に対する中国以外の批判
★日本はロシアによるウクライナ侵攻に対して積極的な軍事協力をしていないとの批判がある
★湾岸戦争でも莫大な資金提供をしていながら軍事的な協力に及び腰で海外から散々な批判を受けた
★クウェートは湾岸戦争終結後、協力国に感謝の意を表明したが、そこに百億ドル以上の莫大な資金提供をした日本の名はなかった。
★海外諸国からの日本の評価は ”金だけ出して自分たちは血を流すような痛みを伴う協力から逃げている。”
というものである
今こそ釈明の好機である
★日本の軍事協力が大きく制限された理由は明白で、ちょっとでも軍事協力に前向きな発言をすると中国韓国が猛反発し関係悪化・貿易や渡航の支障・在中在韓日本人が危険にさらされるなどの事があり、軍事協力を可能にする法改正すらできないからである
★中国が国連や諸外国で日本の軍国主義化批判を行っている今こそ”これがウクライナやクウェートに軍事協力ができない理由”だと積極的に弁明する絶好の機会である
戦争は繰り返される
★残念ながら戦争は繰り返される
★最近でもタイとカンボジアの領土問題が表面化した。
★日本人はもう忘れているかもしれないがインド・パキスタンの紛争も解決したわけではない
★ウクライナやクウェートより身近な地域・日本が率先して国際貢献すべき地域で戦争が起こったとしても日本は軍事協力をためらい続け、金もないのに莫大な資金提供をする羽目になり、なおかつ
世界から軽蔑の眼差しを向けられるだろう
★その時に釈明をしても”言い訳”としか思われない
★今のうちに
”中韓が猛反発するから軍事協力を可能にする法改正はできない、”法改正に向けた議論すらできない”
という現状を世界に周知徹底させるべきである
【②台湾有事での自衛隊派遣】
曖昧戦略なんか成り立たない
★日本は台湾有事の際に自国防衛として自衛隊による行動を起こす予定だが中国に手の内を明かさない為に日本政府はそのことを説明してこなかったという
★では台湾有事があったら自衛隊による行動はできるのか?
★もし日本が実際に自衛隊を派遣しようとしたら国民から猛反発を受けるはずである
★”今までそんな説明してなかったのに勝手に派遣するな”、”国民の合意を得てからにしろ”となるに決まっている。
★絶対に国民への十分な事前説明が必要であり、沈黙の”曖昧戦略”なんか成り立たない
今回の高市発言で十分な事前説明ができた
★高市発言に対して今現在の世論は中台関係をどうするか?という事に焦点が向けられている。
★中国の猛反発による嫌悪感が大きく”台湾有事が存立危機事態”という内容への国民の批判は大きくないように感じ、むしろ日台の友好ムードが高まって一緒に協力しようという雰囲気である
★特に台湾側が積極的に友好・協力メッセージを発信している。
★中国が行っている日本への制裁的輸出制限・渡航制限に対して、台湾は日本製品輸入・日本旅行キャンペーンを行っていて喜んでいる日本人も多い
★日本が台湾有事に参加する確約をしたので台湾は日本産ホタテを大量に購入してくれるそうである
本来なら”台湾は北方領土奪還に協力する”位の事は言ってもらいたいものだが。
★とにかく、”台湾有事が存立危機事態”という発言への批判は限られているようなので国民の理解は得ているとも解釈できる。
今や自衛隊派遣は可能になった
★もはや誰も自衛隊を止めることはできない
★あとは
”台湾有事の際にアメリカは台湾と日本を守る”というコンセンサスをトランプから得る事だけである
★できなければ日本だけで台湾を守る羽目になる
★ウクライナ防衛はヨーロッパ主導で日本は積極的でなかった以上、ヨーロッパ諸国もトランプ・アメリカも台湾有事は日本主導で何とかしろと主張するだろう
【③軍事協力は必要】
★諸外国に”日本を守ってください”、”日本の為に血を流してください”とお願いするなら、日本もまた”国際社会の為に血を流す”と宣言しなければならない
★そういう意味で高市発言とは、今まで日本人がためらっていた必要な第一歩だ。
(台湾や外国の為に自衛隊による協力をすると発言した訳ではないし、正しい第一歩だったとも思わないが。)
★”戦争反対”という意見は正しいが、それは”交通事故反対”、”特殊詐欺反対”と言うのと同じでいくら反対したところで起こるときは起こる。
★詐欺メール・詐欺電話は当たり前のように繰り返されている。それに対して”詐欺メールはやめましょう”、”詐欺メールは犯罪です”といくら主張したところで何の解決にもならない。
★詐欺集団の活動拠点に武装して乗り込むことも時には必要
★同様に戦争への軍事協力も絶対に必要になる
★自分も戦争には行きたくないし、血を流したくもない。でもやはり軍事協力は必要
【④日本は国際合意を守っているか?】
※上記では台湾寄りの発言であったが以降は中国寄りの発言である
※どっちの味方なんだという意見には意味がない。
※世の中にはいろんな見方・考え方があり、たいていの場合は部分的に正しくて部分的に間違っている。
★日本とロシアは北方領土の2島返還で合意している。でもいまだに2島は戻ってこない。
★”ロシアは卑怯だ、約束を守らない”と日本人は思っている。
★では、日本は日中共同宣言を守っているか?共同宣言に基づき大陸政府を”中国の唯一の合法政府”として振舞っているのか?
★決してそうではない。その点では中国が怒るのも無理はない
★ルールを守ればうまくいくわけではないし、アメリカ・中国をはじめ世界の多くの国がルールを守ってはいない。
★ただ、日本人は”自分たちはルールを守っている立派な国家国民でロシア・中国は卑怯でルールを守らない”という思い込みが強すぎる。
★自分たちもロシア・中国と大して変わらないと気付かないといけない。
【⑤日本と日本国民は対立を避ける為の努力をしていない】
★中国の駐大阪総領事の”汚い首を斬ってやる”という投稿は感情的で不適切な発言であることは間違いないが、日本人の”東シナ海”という発言・表記も不適切である。
★東シナ海の”シナ”は中国を意味する差別用語である
★日本も中国に失礼な言葉を使い続けている事を理解すべきである
★”東シナ海”、”シナチク”、”支那そば”等の差別用語を日本人が当たり前のように使い続けている現実を目の当りにしたら駐大阪総領事が日本への不満をため込んでいても無理はない
★差別はあくまでも被害者基準で配慮しなければならない
★例え愛称を込めて”クロンボ”と発言しても黒人が差別だと感じるなら使うべきではないのと同じである
★今の日本人は”シナ”と言う言葉を差別用語とは認識していない。
★しかし日本人が満州国時代に差別的意味合いで中国の事を”シナ”、中国人の事を”ニーヤン”と呼んでいたのもある程度事実と思われ、”シナ”と言う言葉はなくしていく方が良いが、日本はその努力を怠っている(”シナチク”に関しては使わないようになってきているが)
★アメリカが日本海の事を”Jap sea”と呼んでいたら友好ムードなんか生まれない、同様に”東シナ海”という言葉を使っていたら日中友好に水を差す。
【⑤友好カード】
★高市発言を撤回すべきかは自分には判断できないが、”東シナ海”を”東中国海”に変えれば友好のメッセージとなり謝らなくとも謝罪的意味合いを持つ
★どのみち”東シナ海”という表記は変えた方が良いのでこういうタイミングで友好カードとして使った方が得である
★中国にもこぶしを下げる理由が必要だろう
★今こそ曖昧戦略が必要で、何となく友好的な雰囲気にしてうやむやにすべし。
ポスターについて

★念のために行っておくが、ロシアと同じ文字が使われたこのポスターはロシアのものではない。
★ブルガリアの反ファシズムのポスターである。
2025年12月吉日

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